イケメン★ハーレム
「うーん、でもなんとかしなきゃなあ。 まだ匂いを瓶に保存してないってのに…」


「俺も。 思う存分お尻を撫でまわしたりしてないよ」


「僕も、まだ主井さんの足に触れてすらないし」


「あんたら、考えが不純すぎない?」


こいつら…絶対私の体目当てなだけだな。
付き合ってーとか言うけど、別に私の事なんか好きでもなんでもないんだ、きっと。


「よし、じゃあ今日から俺らがボディーガードする事にするよ」


と、香川が言う。


…えっ!?ボディーガード?


「それいい案っすね! 淳先輩!」


「そうだね、僕たちが近くにいたら、ロコツには手出しできないだろうし」


私を差し置いて、盛り上がる三人。


「じゃあ、授業中や休憩時間は同じクラスの俺がします」


「じゃ、僕は主井さんを朝迎えに行きます」


「俺、愛先輩を家まで送ります!」


「え…、いや。 そんな事しなくっても…」


「遠慮しなくていいから!」


と微笑む香川。


遠慮なんかじゃねーっつの!
< 33 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop