イケメン★ハーレム
第三章
匂いフェチとデート編
「はあっ?デート?」
口がアングリと開いて閉じれない。
せっかく自分の問題が片付いたってーのに、この変態は!
「いや、だからさ。 デートしようよ」
ニコリと笑う変態、香川。
「いや、だからさ。 それを聞き違いかと思って聞き返したんだけど」
「聞き違いじゃないよ! デートしようよ」
「嫌だ」
「えー!」
えー!じゃないよ!
なんで私が変態とデートしなきゃなんないわけ!?
変態から逃げるようにしてスタスタと歩く。
「デートは嫌だけど、遊びに行くぐらいなら…いいけど」
立ち止まって、そうボソリと呟いた。
「…マジで?」
「マ、マジでよ!」
そりゃ、色々世話になったし…。
遊びに行くくらいだったら、ね。