イケメン★ハーレム
「うわ~!花のいい匂い!」
「わ~ほんとだ~」
…なに、その棒読み。
チラリと、淳の方を見る。
「ってどこ嗅いでんだああああ!!」
私の首の後ろに淳の顔があった。
またコイツは…匂いフェチの変態め!
私は腕と体を後ろに動かした。
肘が淳の顔にミラクルヒット!
「い…ったー!!!」
「アンタが悪い!」
ふん!とそっぽを向く。
淳の鼻からはボタボタと鼻血が流れている。
「でも…今日は、楽しかったよ」
そう、ボソリと呟いた。