イケメン★ハーレム
「愛先輩、女友達と思って気楽にしてください」
「あはは、確かにハタから見ればそうかもね! 服装がボーイッシュな女の子っていうので全然通るかも!」
「なので、ここ入りますか?」
沢尻くんが指さしたのは下着屋さん。
「調子に乗らないの!」
沢尻くんの耳を引っ張って下着屋さんから遠ざける。
「痛い!痛いっすよー!」
「沢尻くんが悪いんでしょ!」
沢尻くんはピタリと止まり、顔を近づけてくる。
「…な、なに?」
「愛先輩、淳先輩の事、名前で呼んでましたよね?」
「え…う、うん」
「俺の事も名前で呼んでくださいよ」
な…名前?