イケメン★ハーレム

次の日、学校に行くと、教室で淳が話しかけてきた。


「お疲れさま。 誰とのデートが一番楽しかった?」


「そんな大きい声で言わないでよ」


と、一喝。


淳はごめんごめん、と片手を垂直にあげて、謝るポーズをとった。


「それに、あれはデートじゃなくて、遊びに行くだけって言ったでしょ」


「ま、主井さんがデートって思ってなくても、俺たちはデートだって思ってるけどね」


好きにすれば。
と言うと、淳は笑った。


「てゆーかさ、あんた達…人には名前で呼べって言っておいてさ…アンタと生徒会長って私の事、名前で呼ばないよね」



そう言うと、淳はキョトンとした顔を見せた。
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