イケメン★ハーレム
部屋は、遥と二人部屋。
「ねえ、明日と明後日は香川くんと周るんでしょ?」
「うん、そうだけど」
「いいなー! うらやましい!」
羨ましい…?そうか?
「私も男の子と一緒に行動したいなー!」
「あれ? 生徒会長はどうしたの?」
「だって、願うだけ無駄なんだもーん」
ふんっ、とふてくされる遥。
「ねえ、じゃあ…恋は?」
「え? 恋くん?」
うんうん、と頷くと、遥はうーん、と頭を傾げた。
「愛のお兄ちゃん、とか思ってないや」
と、バッサリ。
私の大好きなもの同士が付き合ってくれたら、なんて都合のいい話か、やっぱり。と反省。
「さ、寝よう! 夜更かしはお肌の大敵だよ!」
布団にもぐる遥。
もう寝ちゃうのか…、と寂しい気もするけど。
思ったより疲れてたみたいで、すんなり寝ることが出来た。