キレイな星が見えるトキ。
荷物を彼女に渡してフクチャンはすぐに帰った。
「ここが部屋です。お風呂は女性は19時から21時までになりますのでその間にお願いします。他に何かわからないことがあったらいつでも聞いてくださいね。」
完璧な営業トーク。
荷物を置いた女の人基夏楠さんはあたしに向かって手を挙げた。
「早速質問いいですか?」
「…どうぞ?」
ちゃんと説明したけどわかりにくかったかな?
ちょっと不安になる。
「椿ちゃんはズバリ、崇くんのどこが好きなの?」