キレイな星が見えるトキ。


「じゃあそのままでいいから聞いて、」




ん、小さく返事をした。

なんだかかわいいなぁって思う。





「夏楠は俺の大事な人の恋人なんだ。」



嘘を話す気はない。椿になら全部話してもいい気がしたからだ。




「純って言って、中学の時から一緒にバンドしてたんだ。あいつ、体が弱くてよく学校休んだり、酷いときには入院したり、結構大変みたいだった。」














「なぁ!バンドしようよ!」


そう言い出したのは葉だった。


「…なんで?」


「悠悟ベース出来るし、崇くんはギター弾けるし、俺はドラムやってるし……んで、純が歌うの!」



楽しそうに話す葉。



「いいねー、悠悟はどう思う?」




そう聞くと悠悟は、別にいいよって窓を見ながら言った。





決まれば即行動の俺達は次の日の放課後、検査入院をしている純のもとへ向かった。
< 24 / 24 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

過食依存な私達。
津田/著

総文字数/1,229

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る
ロベタサード
津田/著

総文字数/12,431

青春・友情26ページ

表紙を見る
ココロコロリ
津田/著

総文字数/8,277

青春・友情28ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop