キレイな星が見えるトキ。
家に帰った私に向けられた第一声、
「うわっ!なんでびしょびしょなんだよおまえ!!」
「…うるさい大樹。」
「なに、なんかあった?」
「…大樹のバカー!!」
「はぁっ!俺のせいなの!?」
八つ当たりだ。
最悪だ。
たしかに大樹はバカだしマヌケだけど今は違う。
一番バカなのはあたしだ。
何も知らずにフクチャンを傷つけたあたしだ。
しばらくして落ち着いたあたしは大樹に聞いた。
「…なんで大樹がここにいるの?」
「あー、なんか突然お客さんがくるらしいから手伝ってたんだ。」
「客ぅ!?なんでそれを早く言わないのよバカ!」
「おっおまえさっきからバカバカ言い過ぎだろバカ!」
大樹の頭をグーで殴る。
うるさい大樹はほっといてお母さんの所へ行く。