蝶々〜貴方に届くまで〜
明日香先輩が
キレてる中
私はまた新しい煙草を
手にとり
火をつける。

真面目って言った男は
かなり驚いた顔を
していたが
私は気にしなかった。

明日香先輩は
相変わらず
黙って男を睨みつける。



「いたい…」

風が急に強くなり
土が目に入り
私は眼鏡をとり
煙草をまた口にしながら
目をこする。
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