ファインダーの向こう側
あたしにとっての世界はすごく、すごく汚くて。

ここで言う世界は人間や人間が造り出したもののことだ。何にも犯されていない自然はあたしはすごく好き。

そんな人間の世界は大嫌いだけど、とーやから見る世界はきっときらきらと輝いているんだろうなと思う。

あたしはとーやは嫌いじゃない。あたしが嫌いじゃない人間はこの世でたった二人だけだ。
< 3 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop