-悪魔の花嫁-
女医さんはカルテらしきものに書きながら説明をしだした。
「右腕は自分の治癒能力では治らないぐらいだったわ。あと、動かせるかが問題ね……あとは対して問題ないわ。」
よかった…
コンコン
と戸を叩く音がした。
「どうぞ」
女医さんがそう言うと、戸が開きクレア殿が入ってきた。
「エリアル殿と東堂殿にお話しがあります。」
この人が一番偉いのかな?
「東堂殿には、後日秀長殿と家の事について聞きますから、いいですね?」
「はい。」
秀長さんの父親にそう言うと、クレア殿はエリアルの方を向いた。