-悪魔の花嫁-
「話をまとめてきましたよ。」
「まさか、条件が増えたんですか?」
エリアルが尋ねると、クレア殿は微笑んだ。
「よくわかりましたね。」
えっ…?条件が増えた?
「前、第二書庫でセアレスを悪魔にする方法を知りましたね?」
「……はい。どうしてそれを?」
「知らないことなんてありませんよ。」
クレア殿は微笑んだ。
「彼女を悪魔にするのはあなたの自由です。
ですが、人間界ではなく魔界で明日から生活してもらいますよ。」
…魔界で暮らす?!
「それだけなら…マキ…いいか?」
子供を育てれるならいいかな…
「いいよ。」
「エリアル殿はいい親友をお持ちですね?」
クレア殿は部屋に出るときそう言った。