-悪魔の花嫁-
「あぁ!私、半分悪魔なんです。だからセアレスのこと知ってるんですよ」
半分悪魔?
「人間と悪魔の間の子供なんだよ、コイツ」
リザがお茶を持ってきた。
「ロックも飲んでいけ」
ロックにも命令口調だし…
「人間と悪魔の間の人の事を魔界ではH.D.と呼ばれています。」
へぇ〜
「私は、あまり力がありません。親に捨てられた時エリアル様に拾われました。」
あたしの生い立ちに似てるかも…
「ご安心ください。私はエリアル様の見方です。」
ロックは立ち上がって、エリアルの方を見た。
「何かありましたら、いつでもご連絡ください。では。」
ロックは部屋を出て行った。