-悪魔の花嫁-
重そうな扉を開くと、沢山の棚。あふれんばかりの本がある。
市の図書館より沢山ありそう…
「A〜Dの棚にあるぞ…わしは外にいるから何かあったら、お呼びなさい…」
ゼンじぃと呼ばれる老人は出て行った。
「マキ、こっちにおいで。」
ソファーに座るように言われた。
「眠たくなったら寝ればいい。腹が減ったら言え」
そう言って、本棚の方に言ってしまった。
暇だなぁ…あたしも一緒に調べたい…自分に関することだから…
6、7冊持って戻ってきた。
分厚い…重くないのかな?
エリアルは、一冊、一冊読み出した。
…英語じゃぁないなぁ
本に書いてある文字は知らない言葉だった。
「やっぱり…」
ん?誰?
後ろを振り向くと――…