-悪魔の花嫁-
「エ、エリアル…」
「心配かけたな」
エリアルは包帯で胸あたりを巻いていた。
「まだ安心するのは早いぞ!エリアル」
秀長さんが一喝した。
「アンドリューの剣に毒が多少塗ってあったらしい…傷の治りが遅い…」
そう言って、部屋を出て行った。
「エリアル…」
「マキ、おいで」
エリアルにギュッと抱きしめられた。
「早く傷治るといいね…」
「ああ…」
お互いの視線が絡み合った…
どちらともなく唇を重ねた…