-悪魔の花嫁-
「あっー!何やってんだよ!!」
手に新しいガーゼと包帯を持った秀長さんと美弥ちゃんが入ってきた。
…見られた!
「いいとこを邪魔するなよ!」
エリアルが言った。秀長さんは悪かったと言って、ベットの近くまで来た。
「エリアル、腕出せ」
エリアルは秀長さんに言われた通り腕を出した。
「美弥、注射取って」
美弥ちゃんは注射を手渡した。
「秀長さんはお医者さんなんですか?」
「似たような者かな」
と言い、エリアルに注射をした。
「解毒剤か?」
「ああ…今さっき、ゼンじぃたちに頼んで持ってきてもらった。」
エリアルはそうかと言って目を閉じた。
「もう大丈夫だよ。しばらく薬のせいで寝ることになるけど」
秀長さんと美弥ちゃんはガーゼなど救急箱を片付けた。
あたしはエリアルが心配でそばに居ることにした。