キズの恋色
私は中1の頃から変わらずダテ眼鏡をかけて真面目なフリをしている。
「ねぇ。」
どうせ嫌がらせの言葉言われるんだろうなと思ったら、
「メアド教えて。」
「え?」
「だめ?」
「ううん。」
「私は桜井夏希。」
「私は秋野実翠希。よろしくね。」
「ていうか授業始まるから座んなきゃ。」


「え―今日は以上。さようなら。」
「「「さようなら」」」
「「ザワザワ」」
「来た。」
「来たって?」
「結夏知らないの?3年の成夜岬と黒崎満良空と神崎望睦。結構の悪だって噂。」
「本当?」
「七瀬結夏いるか?」
「結夏なんかやったの?」
「やってないやってない。」
「いないの?」
「あ!はい私です。」
「これ。お前の生徒手帳だろ。」
「あっ!ありがとうございます!」
「んじゃ。」
「夏希!実翠希!全然優しかったけど。。」
「噂。だからね」
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