竜の国

13




「今日のメニューも楽しみだね。」



お城の料理長の腕前は

かなりのもの。



レパートリーも幅広い。



何よりも

人に作ってもらったものを

食べるというのが贅沢なのである。



「ああ。」



大きな手をとると

軽く握りかえしてくれる。



なんだか

あったかい気持ちになりながら

レグザールの部屋を

後にした。



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