竜の国




突っ込みまくってみたものの

それは脳内でのお話。



音的にはなにも発していないので

あたりはシーンと静まりかえっている。



しばらくたっても人型ロボットは

切りつけてくる様子がなかった。



・・なんか騒ぐの疲れた。


自分の中だけでの騒ぎだけど。




「黙ってないで答えろ。」



命令することに慣れた

威圧的な声が耳をうつ。



仕事もできずに威張り散らすだけの

職場の上司の顔がうかぶ。



首筋にあてられた刃物のことを

忘れるくらいイラッとした。








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