竜の国




「あんた抱き心地いいんだもん♪」



あたしは擦り寄ってくる守護竜に

されるがまま状態。



身動きとれないんだもん。



ガタイのでかい子供に

懐かれてる気分・・。



「ん~いい匂い♪」



力でかなうわけないし。


と抵抗もせず

おとなしくしていることに

気を良くしたらしい。



髪の中に顔を埋めて

耳元でくんくん匂いを嗅ぎだした。




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