竜の国




「レイヴァール!!」



思わずビクッとするような声が

すぐ近くで聞こえたのと同時に

拘束されていた体が自由になった。



「邪魔しないでくれるかなぁ。」



巻きついていた腕を

引っぺがしてくれた

レグザールの背中に隠れる。



なんかヤバイ雰囲気だなぁ。



2人とも

キレるとめんどくさそう。



あたし目掛けて

伸びてきた腕を避けながら

現状の打開策を考える。



なおも追ってきた腕は

レグザールがはらってくれた。



おおお。


頼もしいじゃないの王子様♪




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