竜の国
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あたしの左隣に座っている
若い騎士が嬉しそうにそう言って
熱々の料理を頬張る。
「ルスターは
北のほうの生まれなんだね。」
視察の護衛は日替わりで3名つく。
あたしは若返った脳をフル回転させて
顔と名前を覚えるようにしていた。
誰だって自分を自分として
見てもらえるほうが嬉しいでしょ。
幸いこの世界は美形が多くて
覚えるのも苦にならないし♪
「はい。
魚介類がとても豊富で
美味しい所なんですよ。」
「うわぁ~魚介大好き♪
行ってみたい♪」
「いつでもご案内・・・」