Special X’mas
「恭牙……ごめんなさい」
一人で勘違いして、こんなに大暴れしちゃったなんて……バカみたい。
「俺も…悪かった。本当は……凄く抱きたかった。だけどさ……、愛美初めてだろ?」
「うん」
「女って…こういう記念日がいいって言うじゃん。だから、さ…今日………」
そういった恭牙の顔は、さっき照れたときとは比べ物にならないぐらい真っ赤で…。
それにつられて、私の顔も熱くなっていった。
今日って………。
もしかして………。
「風呂…入ってこいよ」
赤くなった顔を隠すように片手で顔を覆っている恭牙。
「うん…」
私は、聞こえるか聞こえないかの声で返事をしてお風呂へと足を進めた。