Special X’mas



―――――ジャー…



モクモクと白い湯気に包まれた浴槽にで、シャワーを浴びる。

心臓がどきどきいってる……。


このシャワーそせいで熱いのか、この後の事を考えて熱いのか……、そんな事はもうどっちだっていい。

とにかく、頭がボーっとなってしかたがないんだ。


そう、まるで夢の中にいるみたいに。


少しのぼせてしまった体に、温いシャワーをかけると、心地よかった。



ふわふわと白い湯気に包まれながらも、浴室を出た私にさらなる問題が突きつけられた。



今、私が持っているのは白いバスローブ……。


これ、着ろって事なのかな…?


一応、下着を穿いてバスローブを身に着けてみる。



いよいよ、これから……。


両手を広げて、大きく深呼吸をして、恭牙が待つベッドへ向かった。







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