Special X’mas
「……ん」
朝日が照らす部屋の中。
私は、ベッドの中恭牙の温もりを感じながら目を覚ました。
隣には、穏やかな笑顔で私を見ている恭牙……。
「目…覚めた?」
「ん……」
眩しい朝日から目を守ろうを、目の前に手を持っていこうとした時
―――キラッ
朝日よりも眩しい光が………
「これ……」
「プレゼント…」
私の右手の薬指で堂々と輝く、ピンクのストーンが可愛い指輪。
プレゼントって……昨日も貰ったのに…なんで?
「これが本物。亜紀はこういうの作る仕事してたから……。お前に似合うように作ってもらった」
あぁ……、嬉すぎる。
「ありがとうー……」
ピンクの淡い光は、昨日見たクリスマスツリーよりもいっそう綺麗に見えた。