Special X’mas


「こら、何ボーっとしてんだよ。俺といるときに他のやつの事考えんな」


「か、考えてなんかないよっ!」


恭牙は、嫉妬深い。


私が友達と遊びに行くのだって心配ばっかりするし…。


男と一緒なんて絶対にダメ。


恭牙と一緒にいるときは、他の男の子の話はタブー…。


従兄弟のお兄ちゃんの話だってダメなんだから。


でも、それってけっこう嬉しかったりするんだ〜。


だって、大切にされてるって思えるでしょ?






こうやって、私たちは幸せだった…………だったはず…なのに。





「あれっ?恭牙じゃん」






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