先生、あなたに逢えて幸せでした


『じゃ… 何があった?お前がそんなに泣くなんて、ただ事じゃない!!どうした?』



私は黙ったまま下を向いて泣き続けていた。




『もしかして、伊室 陽介となんかあったのか?』





(え……!?今 健太 何言った? 何で先生の名前が出るの?)


ビックリして顔を上げると健太と目が合った。




『やっぱり……。伊室となんかあったんだな!?』




『な…んで…!?先生の事…だと……思った……の?』




『由佳の事をいつも見てたら、お前が誰を見てるかぐらい分かるよ!』




健太は苦笑いしながら言ってる。






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