先生、あなたに逢えて幸せでした
う〜んって健太が考えて私に言った。
『由佳 今だけ。教室戻るまで俺と手繋いで?
引っ張ってってやるよ!由佳は下向いてろ!そしたら誰にもバレないだろ?』
『本当ごめんね!健太…。ありがとう……』
健太は私の手を引いて教室まで連れて来てくれた。
タイミングがよく教室は誰も居ない。
『あ〜!誰もいねーぞ!今のうちに化粧直せ!』
私が化粧直しを始めると私に背を向け椅子に座ってパンに口にしだした。
多分、私が恥ずかしくないようにわざと背を向けるんだろうなって思うと胸が熱くなった。
(ありがとう… 健太!)
心の中で呟いた。
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