先生、あなたに逢えて幸せでした


『寝坊しちゃってさ!まだ担任来てないよね?あ〜焦った…。てかさ、あんた達全員が今日遅刻してないのは夏休みの宿題を皆で写し合する為にでしょーが!!』



「ばれたか!!今は由佳と話してられねーの!」



皆、机に向かって必死に書き写してる。



私は自分の席まで行き、やっとこさ椅子に座る。



『ヨッ!!おはよう。由佳』



後ろの席の健太から話しかけられた。



『おはよう!健太!今日も暑いね!』



『てか、由佳走ってきたから髪スゲーよ。』



『マジ!?』


私は慌てて鏡を取り出し手櫛で整えた。




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