先生、あなたに逢えて幸せでした


『『あっつ〜〜!!』』



二人でハモリながら屋上に出た。



9月とは言え、まだまだ夏!!



『屋上はキャスティングミスだったね?』



『ほんとだな。マジ暑い。少し影のある所行こう。』

そう行って健太は屋上にある唯一の影に歩き出し、私は後を追った。



――――――



私は中々話しを切り出せなかった。



先に口を開いたのは健太だった。



『んで、由佳の話しって?』



『あっ。うん…』


歯切れの悪い返事しか出来ない。




『球技大会の時に俺が言った告白の返事だろ?』


健太が先に突破口を開いた。





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