先生、あなたに逢えて幸せでした
平和な日常
健太と私は以前より仲良くなった気がする。
でも、恋人同士な訳じゃないからベタベタしてない。
だからクラスメイトは不思議な顔をしてる。
後から聞いた話しだけど、クラス中が心の中で「さっさと引っ付け!!」ってヤキモキしてたんだって!
通常授業が開始し始め、あの日 以来会わなかった先生の授業が次に迫って来た。
後ろの席の健太が私の肩を突く。
『おい!由佳!大丈夫か?なんならサボるか?』
『大丈夫よ!ありがと!今日だけは必ず出るよ。前に進む為にも先生の授業は必ず出る。』
本当はいますぐにでも逃げ出したい。
でも、先生に変に思われたら駄目だ!
震える手にギュッと力を入れる。
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