先生、あなたに逢えて幸せでした

平和な日常



健太と私は以前より仲良くなった気がする。



でも、恋人同士な訳じゃないからベタベタしてない。


だからクラスメイトは不思議な顔をしてる。



後から聞いた話しだけど、クラス中が心の中で「さっさと引っ付け!!」ってヤキモキしてたんだって!





通常授業が開始し始め、あの日 以来会わなかった先生の授業が次に迫って来た。



後ろの席の健太が私の肩を突く。



『おい!由佳!大丈夫か?なんならサボるか?』



『大丈夫よ!ありがと!今日だけは必ず出るよ。前に進む為にも先生の授業は必ず出る。』


本当はいますぐにでも逃げ出したい。


でも、先生に変に思われたら駄目だ!


震える手にギュッと力を入れる。





< 194 / 428 >

この作品をシェア

pagetop