先生、あなたに逢えて幸せでした


『暑いから飲み物買ってプールにでも行くか?今なら使われてねーだろ?』


そう言い私の隣で何も話さずゆっくり歩いてくれている。




『おっ!やっぱりプールは涼しいな〜♪さすが、水球部使用だけあって冷房完備抜群!クーラー効いて最高♪』



暢気に健太はズボンを捲ってプールに足を入れてる。


『ホラ!由佳も来いよ!そんな窓際に居たらサボりがばれる!』


『あ〜。うん…。』



健太の隣に座りハイソックスを脱ぎ足を入れてる。



二人とも何も話さずボーとしてた。



しばらくしてから…




『由佳?大丈夫か?』


『………う…ん』


『ノート後で写せよ?遅れると成績落ちるぞ』


『……ありがと。』


『いいよ。別に…』


『あ〜!やっぱり今日はきつかったよ。顔も見れずに1時間中寝たふりだよ…
こんなに自分が弱い何て思わなかった。』






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