先生、あなたに逢えて幸せでした


『なに?由佳自分はもっと強いと思ってたの?』



『うん。もう少し強いと思った。』



『俺は球技大会での由佳の泣きを見てるから強いイメージが無くなった』



『あれは…しょうがないでしょ?誰だってあんな事言われたら泣くんじゃないの?』



『まぁ…そうかもな…』



『次の授業からはちゃんと受けるよ。
流石にいつまでもウジウジ出来ないし』



『あんま無理すんなよ?』


『サーンキュ♪大丈夫だよ!後でサボった授業の古典も誰かに借りなきゃ』



『古典はほとんど皆寝てるから剛か海斗ぐらいじゃなきゃノートとってねーな。』



『たぶんね〜。私好きだよ?古典。久野ちゃん授業上手いし!』



『久野ちゃんか〜。あのオッサン体格良すぎ!さすが柔道部の監督』





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