先生、あなたに逢えて幸せでした


『マジで嬉しい…カッコ悪いけど泣きそうだわ。』


『……健……太……。』



私も腕を健太の背中に回して健太を抱きしめた。



背の高い健太は少し震えてた気がする。



クラスメイトの存在なんか私はすっかり忘れ健太と二人の世界に入ってた。




健太が少し力を緩め私を離し私を見つめる。




『……由…佳…。マジで好き…』


『うん。私も好きだよ。健太…』



すっかり気分が盛り上がった私達は場所もわきまえず私達にとっての初めてのキスをクラスメイトの前でご披露してた。




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