先生、あなたに逢えて幸せでした


次の日、教室のある三階まではやる気持ちを押さえて歩いた。


早く健太に会いたくて。



『おっはよー!』


扉を開けながら元気に挨拶。



「おー!由佳!ウィース」

先に教室に居るクラスメイトが返事をくれる。



私は席に向かい歩く。


『あれ?健太まだ?』


健太の机には鞄もなく居る気配がない。



「健太ならまだ来てねーぞ」


『あっ本当?てかさ、この健太の机の上の包装されてる物は何?』


「俺ら皆からのプレゼント!」


『プレゼント?まさか、あんた達昨日言ってたやつじゃないでしょーね?』




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