先生、あなたに逢えて幸せでした


「由佳!勘が鋭いな!まさにソレ♪」


『まったく。あんた達は…。よくこんなに買えたわね?』


「男の身嗜みだろ?」


『身嗜みなの?エチケットじゃなくて?』


「まっ。どっちでも一緒だろ?」



朝から濃い話をしてたら健太が教室に入ってきた。



「健太!オッス!」


『おー!おはよう。寒いな』


『健太!おはよ♪』


『おはよ!由佳!今日寒いな?!てか、机の上のこの物なんだ?』


「健太俺らクラス皆からのプレゼントだ!」



クラスメイトが周りに集まりだす。



『プレゼント?なんだよ?』


「これから必要だろ?」


『ハァ?何が?』


健太はまだ気付いてないみたい。


私はこの会話を早く終わらせたい。




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