先生、あなたに逢えて幸せでした


由佳は成績を落とす事がなかった。


中間テストはかなり難しいめの問題を作った。


なのに、一学期より更に成績を上げ満点でクラスでトップはもちろん学年でも一位だった。



俺とのキスのせいで不安定な生活になっていないかと心配したが、由佳は思いのほか強い女だった。



――――――



由佳とは相変わらず話す事はなく季節は肌寒い11月下旬に移ろうとしていた。


俺の脳裏には由佳の笑顔と可愛い声で俺を呼ぶ声が未だに忘れられずにいた。





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