先生、あなたに逢えて幸せでした


俺には二人を邪魔する権利なんかないくせに栗原が腹立たしい。



須藤が横槍を入れ二人は離れたがクラスメイトが由佳に近づき何かを渡した。




由佳が赤い顔になると「避妊はしっかりな」と言い声が聞こえた。



あぁ… 避妊具か。


付き合いだしたらいつかはする行為だ。



でも、由佳が栗原の下で抱かれている姿を想像するだけで吐き気がする。



由佳が処女かどうかは知らないが由佳の体に触り由佳の中に入る栗原を殴りたくなる。




どうしようもない苛立ちを覚え、動かない足に力を入れ俺はその場を後にした。




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