先生、あなたに逢えて幸せでした


『わざとなら、イジメだ!まっ気にすんな!ほら、ハンカチ染まるぞ』


てゆーかあんまり触らないでくれ。



理性が飛びそう……




『本当ごめん!!学ランはもう濡れてないよね?拭き忘れない?』




『大丈夫だって!学ランベトベトしてないよ』



だから、あんまり触らないでくれ。んで、そんな潤んだ瞳で上目遣いはヤメロ!反則ダゾ!!!




俺の理性が………限界だ……






『あっ健太!髪濡れてる!』




立ち上がって向かいの席に座る健太に近づく。




『ほら、ベトベト。本当ごめん!綺麗な顔を濡らしちゃったね!』




『だっ大丈夫だって気にするな。ほら席に座れよ』


早く離れてくれ!!目の前に好きな女がいて髪拭かれたらヤバイ。しかも俺の目線に由佳の胸!!!








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