先生、あなたに逢えて幸せでした
「由佳は小娘じゃない。もう女だよ。俺の目にはただの女に見える」
「その娘が相手なら私別れないから。ライバル蹴落としてやっと陽介の彼女になれたのに絶対に誰にも渡さない。私別れないから!」
「いい加減にしてくれ。俺は由佳を愛してる。美咲お前には愛情なんてない。合鍵返してくれ」
俺は睨む様に美咲を見据えた。
美咲は鞄から合鍵を渡しながら言った。
「合鍵は返す。でも、陽介とは別れない。今日は帰るね!?」
そう言うと美咲は部屋から出て行った。
長い長いイヴはやっと終わった。
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