先生、あなたに逢えて幸せでした
「由佳が倒れて保健室に運んでる時、俺堪えられなかった。由佳がアメリカへ留学してる時に何かあっても俺には何の連絡も来ないと思ったら堪られなくなった。由佳の彼氏でもない俺には由佳になんかあっても連絡はない。栗原お前が留学しないなら俺はお前から由佳を奪う」
「いや、例えお前が留学しても由佳をお前から奪うから。もう我慢出来ない」
先生が健太の目を見て宣戦布告した。
『安々由佳を渡すつもりねーよ。』
「分かってるよ。俺はもう遠慮しないから。話しはそれだけだ。時間とらせたな。気をつけて帰れよ」
そう言うと屋上を後にした。
.