先生、あなたに逢えて幸せでした


<先生Side>


今日由佳が倒れた時、心臓が止まるかと思った。


目の前で崩れる様に倒れる由佳を見てとても冷静にはいられなかった。


いつもは要と呼ぶが声に出した時には由佳と咄嗟に呼んでいた。


初めて抱き上げる由佳は本当に軽くてちゃんと飯を食ってるのか心配になるぐらい軽かった。


俺の腕の中で運ばれる由佳を見て限界を感じた。


もし、留学先で何かあったらって思ったら何が何でも自分のものにしたくなった。




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