先生、あなたに逢えて幸せでした
名残惜しみながら離した二人の唇からは月明かりに光って見える細い糸。
二人の唾液が混ざりあい私と先生を繋げてる。
「由佳その顔マジでヤバイ。エロい」
「由佳、こんな時間に俺の部屋に入ったって意味分かるよな?例え由佳が嫌がっても無理矢理抱くから」
至近距離で真顔で言われ目が離せない
『…ぅん。分かってる。先生』
「“先生“じゃない。名前で呼べ。」
『……陽介…さん…』
「“さん”もいらない。由佳 愛してる。」
『…陽介…』
これ以上何も言えない私を優しく抱き上げベットへと向かう。
先生の部屋に入った時に気付いてた。中に入れば何かが変わる事を。
健太を裏切り、禁断へと足を入れた私には罰が下るだろう。
こんな最低女には罰が下る。
それでも、今は陽介のこの腕からは逃げられない…
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