先生、あなたに逢えて幸せでした
『本当今日は良い天気だね?散歩日和!こんな良い天気に学校で授業なんて勿体ない。サボってラッキーだね』
「本当良い天気だな!でも今日だけだぞ。サボり。由佳には放課後の特別授業があるからな。留学の為に日々勉強!専門科目は分からんけど普通科目ならいつでも教えるから、だから頑張れ」
『うん!頑張って勉強するよ!でもさ、通常テストは順位キープでテスト期間中も特別授業はキツイ。頭爆発する…』
「先生方も褒めてたよ?今年は今まで以上にレベルが高いって。留学は由佳だけだけど教える方も気合いが入るって」
『気合い入りすぎだよ…?毎日毎日凄い量の課題にレポート、一ヶ月に一度の論文。よく約半年出来たと自分を褒めたいよ』
「ははは。聞いただけで俺頭痛い。スゲェな由佳。でも特別授業もあと二ヶ月だろ?確か今年中だけだろ?1月から4月までは建築専門学校の教師と勉強。留学しない栗原は今年いっぱいでこの地獄から開放。由佳は更に地獄行き」
陽介は楽しそうに笑いながら私を地獄へ突き落とす。
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