先生、あなたに逢えて幸せでした

『ねぇ陽介？陽介はいつから私の気持ちに気付いたの？』


｢あ？急に何？｣


『陽介の事だから私の気持ち気付いてたんでしょ？』

｢由佳の気持ちに気付いたのは初めて由佳とキスした日｣


『え！？それまで気付かなかったの？』


｢あぁ。俺だけ好きだと思ってた。てかいつから好きだったんだ？｣


『フフ。聞きたい？』


私は陽介を見上げてニヤリと笑う。


｢何その顔。何企んでる｣


『企むって失礼な！私が陽介の事好きになった瞬間はね、陽介の初めての授業で出席確認の名前呼ばれた瞬間だよ！』


｢はぁ？マジか？俺ら同じ瞬間に惹かれあったて事？｣


珍しく陽介が動揺してる…
そんなに衝撃的だった？


『そういう事になるね！今思えば相思相愛だったんだね』


｢マジか…。なんか嬉しいんだけど脱力感もあるわ｣


『脱力感？』


｢あぁ。両想いって知ってたら告ってたよ。そしたら由佳の初めて全部俺のだったのに…｣


『…陽介。あの時は勇気なくて言えなかったんだよね。しかも陽介に彼女居る事知ってたし』



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