先生、あなたに逢えて幸せでした


もう健太とは無理だ。


普通になんて出来ない。


自分の心と体は完全に陽介に支配されてる。


だってずっと大好きで大好き仕方なくて無理矢理気持ちを閉じ込めたんだもん。

それがほんとは始めから両想いだったって聞かされたらもう気持ちにブレーキはかからない。


健太の事は好きだった。気持ちが高ぶっても大好きまでだった。


でも陽介は違う。
両想いなんて知らなかったけど愛してた。


まだまだ子供な私だけど全身全霊で陽介を愛した。


好きと愛してるは違う。


きっとこのまま健太と付き合っても好きが愛してるに変わる事はないと思う。


私の心は陽介以外愛する事は出来ないんだろうなぁ。

陽介に抱かれてる時は世界で1番自分が幸せだと思える。


陽介の腕の中で寝てる時は特別授業で疲れた体が休まる。


陽介と繋がってる自分が愛しくなる。


きっと陽介と私は運命の相手だったのかな。


陽介も言ってた。
【ここまで愛した女はいない。由佳だけだって】


お互い同じ瞬間に好きになるなんて運命以外ないのかも知れない。



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