先生、あなたに逢えて幸せでした
『お帰りなさい!疲れてるでしょ?お風呂入る?』
「ただいま。埃っぽいから風呂入りたい」
『ん。ご飯出来てるから待ってるね』
陽介をお風呂に案内しリビングのソファーに座りくつろいで居ると私の携帯が鳴った。
『はい。どうしたの?』
【どうってなにもないけど。由佳今何してる?】
『今?ソファーで疲れた体休めてる。健太は?』
【俺?まぁ由佳とよく似たもん。てか、家に一人?】
心臓がバクンって跳ねた。
『ん?今日はお父さんが居る。』
【そっか。ならいいわ。んじゃまた明日な】
特に何も用件のない電話だった。
一体何だったんだろ?
「由佳?どうした?」
『うん?なんでないよ。お腹空いたでしょ?食べよっか。』
ご飯食べ終わり私もお風呂入って休憩。
『陽介?今日泊まる?』
「おぉ。泊まる、由佳一人にさせるの不安だし」
『いつも一人だから慣れたよ?』
微笑みながら陽介に返事したら陽介は寂しそうな顔して、
「これからはご両親居ない時は俺の部屋泊まりに来い」
.