先生、あなたに逢えて幸せでした
暫くは健太と曖昧な関係だった。
以前と違うのはお互いに体に触れない。
12月に入り今月で特別授業が終了するので、とてつもなく忙しくなって卒業後に進む道が違うのもあるけど私の方が更に忙しくなった。
健太は国内。私は海外。
この差はスゴイ。私の勉強量はハンパなく増えた。
はっきり言って回りに気を回せる程余裕がない。
両親が居ない夜は陽介の家で寝泊まりしてるけど、甘い生活なんてしてる余裕がない。
でも、精神的には安らぐ。
私が追い込まれてるのが分かるのか陽介も心配そうに私を見てる。
忙しい生活の中で着実に別れの時間は近づいていた…
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