先生、あなたに逢えて幸せでした
最後の日は私は笑っていた。
陽介に私の笑顔を覚えて居て欲しかったから。
部活指導が終わり陽介が帰って来た。
『おっかえり〜』
「ただいま。先に風呂入るわ」
『早く上がって来てね。晩御飯出来てるから。私お腹空いた』
陽介をお風呂場に追い立て私はテーブルに晩御飯をセットした。
暫くしてお風呂上がりの陽介が姿を現した。
「お待たせ。由佳。んじゃ食おうか」
『うん!んじゃいただきます』
「なんか今日は豪勢だな?なんか記念日だった?」
『違うよ。食品買い過ぎたら』
いっぱい作った晩御飯は全て食べ切った。
食器洗って私もお風呂入り陽介の側に座った。
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